地震と 住まいの安全

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東日本大震災から14年が経ちました。

昨年の能登の地震は現地にいまだ深い爪痕を残しており、地震以外にも豪雨・豪雪、土砂災害、台風といった様々な自然災害が、日本各地で毎年のように発生しています。近年では、夏の猛暑も災害級といわれています。

予測の難しい自然災害に対して、最大限の対策を日頃から行っておくことが大切です。

おもに、大きな地震が起きた場合を想定して、「住まいの周りでできること」を確認していきましょう。

<地域でどのような危険があるのか、避難場所はあるのかを確認する>

自宅や職場などの周辺に災害で被害の起きそうな場所はあるのか、災害が発生した際に助けになるような施設等があるのかどうか。

それらを知るのに、各自治体が作成した「ハザードマップ(防災マップとも)」が役に立ちます。

「ハザードマップ」では、

洪水浸水想定区域・土砂災害警戒区域・高潮浸水想定区域・津波浸水想定区域のほか、

道路冠水想定箇所などの「道路防災情報」、

大規模盛土造成地、低湿地などの「地形分類」

各種の避難所・避難場所、防災備蓄倉庫などの「防災関連情報」

といった各種情報が確認できます。

各自治体で配布・公開されているほか、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」からも見られます。

自宅や職場、通学先など、周辺でどのような被害が想定されるのか。近くにある避難所・避難場所の位置と、そこまで安全に行ける経路の確認に活用できます。一度は目を通しておきたい情報です。

例:我孫子市のハザードマップ
我孫子市ハザードマップより:我孫子市東部の洪水ハザードマップ(手賀川・手賀沼の氾濫を想定したもの)

<自宅の耐震性を知る>

昨今の大きな地震の被害を見て、ご自宅の耐震性やその改良(耐震診断・耐震改修)にご興味をお持ちの方も多いかと思います。

「建築確認日※」が1981年5月31日以前の建築物は「旧耐震基準」(震度5強程度の中地震で倒壊しないことを想定)、

1981年6月1日以降となっている建築物は、「新耐震基準」に沿って建てられています。

新耐震基準は「震度5強程度の中地震では軽微なひび割れ程度にとどまり損壊せず、震度6~7の大地震で倒壊しないこと」と規定されています。

2000年6月以降は「現行の耐震基準」または「2000年基準」と呼ばれる耐震基準が新たに適用され、新耐震基準に加えて「耐力壁の量と、配置のバランス」 「接合部分の金物に関する規定」 「新築の際の地盤調査の義務付け」 「床の剛性」といった新たな基準が設けられています。

※建築確認日とは建築確認申請が完了した日。建築確認通知書、または建築確認済書の交付日が建築確認日です。

私たちが現在 住んでいる住宅は、それぞれに建築当時の基準に沿って建てられていますが、それでも経年劣化や周囲の環境のほか、増改築や施工時の問題などの個別の事情で建物の強度は変化しています。

また耐震基準は建物ではなく命を守るための最低限度の基準であるため、建物が倒壊しなかったとしても、住み続けられる保証はありません。

築年数の経った住宅は、耐震診断によって「大地震によって倒壊する危険度」を知ることができます。

耐震診断には種類があり、

簡易な耐震診断は各市町村等で無料で行われることもあるほか、

一般の方向けに公開されている「誰でもできるわが家の耐震診断」(日本建築防災協会の耐震支援ポータルサイトへ)というもので簡易的に自己診断も可能です。

一般診断法および精密診断法は耐震診断士によるもので、精密診断法はより精度が高く、改修を行うためには精密耐震診断が必要となります。

耐震改修は壁の補強・増強を優先して行うことが多いのですが、状況によっては基礎の強化や、屋根の軽量化などの方法もあります。

昨今は耐震診断・改修について、情報提供や助成といった支援をしている自治体もありますので、それらを活用する方法もあります。

耐震については弊社ホームページのこちらもぜひご覧ください。

弊社の耐震改修例 (耐震壁の新設)

<自宅の中の危険を取り除く>

地震の怖さはその揺れだけでなく、衝撃によって別の危険が発生する恐れもあることが挙げられます。

二次災害として大きいのが「火災」。調理や暖房で火を使っていた時はもちろんのこと、停電から復旧した際に起こる「通電火災」の危険性があります。

また、家具の転倒・ガラス等の破損による危険も多く発生します。

地震の後にできる火災予防としては、

・揺れが収まったのち、ガス栓を閉める。

・停電から復旧した時を考え、「暖房など熱を発生させる」または「扇風機など回転する」家電製品類は優先的にプラグを抜いておく。また避難する時には家のブレーカーを落とす。

日ごろからできる対策として、

・家具類は「倒れない」「飛ばない」「出入口を塞がない」を念頭に、固定したり配置の工夫をする。

滑り止めシート、固定金物、突っ張り棒などのグッズを活用するほか(併用するとなお良し)、本棚等は「重いものほど下側に収納」。

・置物・壁掛けの絵や時計など・吊り下げ照明・エアコン室内機などは、頭上に落ちてこないよう位置や固定方法を工夫する。

・窓ガラスや棚などのガラス戸に飛散防止フィルムを張る。また、家具や物がぶつからないようにする。

・カーテンを閉める(特に就寝時)。

・食器棚の皿、キッチンの包丁など、揺れで飛び出してこないようにしまい方に工夫をする。(滑り止めシート、扉開き防止用ストッパーなど)

・キッチンは食器類だけでなく冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器なども「凶器」になりうるため、固定や滑り止めなどの対策を。

・避難経路としても重要な廊下・通路には、日頃から物を床に置きすぎないようにしておく。

住宅の中は思った以上に危険になりかねません。特に危険なものの多いキッチン・リビング周り、通る機会の多い廊下を中心に、危険なものをなるべく排除・対策しておくことがいざというときに助けになります。

<災害の発生後、「できなくなるかもしれないこと」は?>

今は防災グッズや備蓄用品も豊富にそろいます。いざという時、何が必要か?を考えるには、まず「何ができなくなるか?」という問いからです。

断水したら?

・水が飲めない

・食事が作れない

・トイレが使えない

・体・顔・髪が洗えない

・こぼしたものや汚れを水拭き出来ない

停電したら?

・冷蔵庫が使えない

・IH調理器が使えない

・ポンプが停止し断水(高層階や井戸水の場合など)

・充電器が使えない

・エアコンが使えない

・ATMが動かない

・エレベーターが使えない

・電車が動かない

ガスが止まったら?

・ガスコンロが使えない

・お湯が使えない

etc・・・

住宅に大きな被害がなくても・・・ライフラインが止まると私たちの生活はたちまち不自由になります。大災害であれば復旧に1か月以上かかることも大いにあり得ます。

何ができなくなって、何が使えるか?を日頃から考え、しっかりと自分で備えておく必要があります。

今回 参考にした書籍:
「地震・津波・台風・猛暑・豪雪etcから命を守る 今さら聞けない防災の超基本」(朝日新聞出版)
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